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南氏大いに惑う　▼船越英二

「おじさま！一万円で私を買って」ドライなハイテイーンやよろめきマダムが入り乱れ、金か愛情か微笑しい笑いの連続の名篇。
1958年　83分　モノクロ

1月29日 水曜 18:15 -19:45 衛星劇場

◆幻の蔵出し映画館◆ 南氏は小さな鉄工会社の青壮社長である。ある夜、見知らぬ若い娘から「私を一万円で買って」とささやかれた。が、娘はあまりにあどけない。十九才だと。名をはるみという。南氏は驚いた。彼の末娘と同じ名だったから。彼女の父は戦死し、母が病気で、その治療費をどうしても手に入れようと、はじめて男に話しかけたのだといった。
南氏は、はるみに一万円を渡した。君に無期限で貸そう。家に帰ると、南氏の妹広子が夫婦喧嘩の挙句やってきていた。夫の内田が十九才の愛人をつくったからだという。

  • 監督・出演

    監督：枝川弘 原作：源氏鶏太 脚本：長瀬喜伴 出演：船越英二、川上康子、市川和子 　　　八潮悠子、立花宮子、清水谷薫 　　　鶴見丈二、角梨枝子

  • お知らせ

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