あれから10年 これから10年
ドキュメンタリー/教養
あれから10年 これから10年▼福島県南相馬市小高/大和田洸翔さん
東日本大震災時に十代だった若者を取材、「被災から現在〜これからの10年」を伝えます。今回は当時、小学1年生だった福島県南相馬市小高の大和田洸翔さんです。
1月18日 土曜 20:54 -21:00 BS-TBS
震災発生時、大和田洸翔さんは小学1年生。放課後、教室にいる時に震災に遭った。天井から吊るされたテレビを必死で抑えながら「机の下に隠れろ!」と叫ぶ先生の姿が強く記憶に残っているという。福島第一原発の事故を受け家族と共に静岡に住む親戚の元へ避難したが、心無い言葉を浴びせられることもあったという。しかし、新たに始めた野球を通して多くの友人ができ、「震災を機に出会った仲間と様々な経験をすることができた」と
振り返る。
大和田さんは現在、浪江町の仮設商業施設「まち・なみ・まるしぇ」で飲食店を経営している。震災前、浪江町で鮮魚店を営んでいた祖母のもとに、震災後も店の再開を希望する声が多く届いていたという。それを知った大和田さんは「おばあちゃんの魚屋を復活させたい」という思いを抱き、2年前、兄と母方の祖母と四人で今の店を開業した。いずれは鮮魚店を併設した居酒屋も展開し、町の人々の交流の場にしたいという。
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出演者
【ナレーター】桜坂美穂
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監督・演出
土岐真大
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制作
2025年