ドキュメンタリー/教養
ローマ帝国の失われた秘宝「ポンペイとともに消えた街」声:花澤香菜🈔
ベスビオ火山の大噴火により、ポンペイとともに壊滅的な被害を受けた街ヘルクラネウム。発見された人骨の分析を進めると、街を襲った激しい災害の様子が明らかになる。
11月22日 金曜 20:00 -21:00 ナショジオ
人類史に燦然と輝く大帝国、古代ローマ。研究の最前線である発掘現場で、新たな発見に意欲を燃やす国際的な考古学チームにカメラが密着する。噴火により時が止まった都市ポンペイの地下探索、失われた巨大コロッセオの発掘、2000年前に海底に沈んだ戦艦の引き揚げなど、時には危険な環境に身を置きながら、さまざまな任務に挑む考古学者たち。果たして古代文明の歴史に新たな1ページを書き加えることはできるだろうか。
西暦79年に起きたベスビオ火山の大噴火。この未曽有の大災害によりポンペイの街が破壊されたことは有名だが、同じく壊滅的な被害を受けた海沿いの街ヘルクラネウムの存在はあまり知られていない。より火口に近かったヘルクラネウムは、ポンペイよりも厚い堆積物に覆われたことで多くの遺物が奇跡的に保存された。25年ぶりに発見されたほぼ無傷の人骨を分析すると、ヘルクラネウム最期の瞬間や激しい災害の様子が明らかになる。