天使のナイフ
ドラマ
連続ドラマW 天使のナイフ #1〜5(全5話)
江戸川乱歩賞受賞の薬丸岳のヒット作をドラマ化。「少年法」にみる更生を問いかけながら事件の裏に隠された妻の過去と数々の罠が押し寄せる驚愕のミステリー。(全5話)
11月19日 火曜 23:10 -4:00 WOWOWプラス
2015年 日本
原作:薬丸 岳「天使のナイフ」講談社文庫刊(「神の子」「逃走」「刑事のまなざし」)
脚本:尾西兼一
演出:永山耕三
出演:小出恵介、倉科カナ、藤本泉、千葉雄大、町田啓太、村上虹郎、北村匠海、西野七瀬(乃木坂46)・和田正人、手塚とおる、若村麻由美 ほか
第1話「罪」:桧山の妻が13歳の少年たちに殺害された。彼らは少年法によって刑事責任能力を問われなかったが、被害者遺族の桧山や妻の母は連日マスコミに追われた。4年後、娘の保育士や副店長の警告を無視して少年たちの『更生』、『現状』を調べ始める桧山。その直後、少年Bが殺される。刑事たちは第一容疑者として桧山に照準を合わせた。
第2話「更生」:「本当の贖罪をしたい」と言い残し殺害された少年Bに続き、少年Cがホームから線路に転落した。そのとき、隣にいたのは桧山だった。おびえた少年Aは、「面白いものを見せてやる」と桧山を呼び出す。そこへ、娘が救急車で運ばれたとみゆきから連絡を受け、病院に急行する。そして……待っていた刑事たちから、また犠牲者が出たことを知らされ、桧山は愕然とする。
第3話「罰」:桧山宛のビデオテープには驚愕の映像がコピーされていた。そこに映っていた丸山を探し出し、問い詰める桧山。すると「犯人は奥さんの周りにいる」と丸山が口走った。桧山は祥子の過去から手がかりを見つけるため手帳や卒業アルバムを開いてみた。だが、親友であるはずのみゆきの名前や連絡先はどこにもなく、祥子の写真もアルバムには載っていなかった。問い質す桧山に、みゆきは驚愕の事実を口にするのだった!
第4話「告白」:中学生の時に知り合ったみゆきと祥子は取り返しのつかない事件を起こしていた。それを秘密にすることが祥子への罪滅ぼしになると思ってきたみゆきだったが、決心し涙ながらにすべてを桧山に告白する。一方、殺害された八木と直前まで会っていた人物が判明した。ところがその人物は任意同行中に長岡刑事を刺し、ブロードカフェで愛実らを人質に取り、立てこもる。そこから次々と信じ難い真相が明らかになっていく。
最終話「懺悔」:別人のような表情をした凶悪犯が桧山にナイフを突きつけながら、4年前の脅迫状の一件や八木や沢村を殺したことを告白し始める。そこから亡き妻の過去とつながる新事実が続々と明らかになっていく。「法律で裁かれなくても世間が許さない」震えながら桧山はその人物を睨みつけた。忌まわしいビデオ、匿名の手紙、盗聴、寄付……少年法で守られ舌を出す者と、さいなまれ懺悔する者とが対立する!