新・座頭市I
ドラマ
🈑時代劇名作選 新・座頭市Ⅰ第15話仕込杖が怒りに燃えた182ch韓ドラ
名優・勝新太郎が主演をつとめる大ヒット時代劇シリーズの第2弾!
今回は真野響子が出演!
(全29話)
11月18日 月曜 8:55 -10:00 BSフジ・181
名優・勝新太郎が主演をつとめる大ヒット時代劇シリーズの第2弾!
今回は真野響子が出演!
無駄な殺生はしたくないが、売られた喧嘩は買わねばならぬ。
座頭市(勝新太郎)は、いきなり斬りつけてきた男をたたっ斬った。
男は、やくざ赤鯰の長八(草薙幸二郎)の子分・寒天の清松(剣持伴紀)だった。
女房・おしの(真野響子)と息子・清吉(清水康晴)の顔を一目見てから死にたい…と断末魔の声をふりしぼる清松。
これも何かの縁だ、市は瀕死の清松を背負った。だが清松は家に着く前に絶命する。
市からわけを聞き、おしのには、長八が殺したかったのは市ではなく、清松だということがすぐにピンときた。
実は、好色な長八は、かねてより美人のおしのに横恋慕、その亭主の清松が目障りだったのである。
案の定、長八の命令で子分の辰六(今井健二)たちがおしのの略奪に押しかけ、大乱闘になった。
騒ぎで行灯が倒れ火事になる。
市は一人で辰六たちを蹴散らすが、大火傷をする。
気がつくと市は山あいの炭焼き小屋でおしのに介抱されていた。すでに四日になるという。
その気になればいとも簡単に亭主の敵を討てたはずだ。
斬ったはったは渡世のならい。
悪いのはかえって清松のほうだ。
おしのには市に対して何の恨みもなかった。清吉も市によくなついた。
おしのの献身的な看病で市の火傷はめきめき回復した。
市に美味しいものを食べさせようと、昼間は農家に雇われて慣れない重労働に精を出す、おしののいじらしさに報いるために、市は、全快したら母子を故郷に無事送り届けてやるつもりだった。
静かな海辺の村だという。
血の匂いの染みついた汚れた体ではしょせん見果てぬ夢だが、おしのが真剣に勧めてくれるように、嫌な渡世からすっぱりと足を洗い、そんな所で平和に暮らせたらどんなに幸福だろうと、市はふと思った。
看病疲れが出て、市の全快と引き換えにおしのはどっと寝込んでしまう。
生活費を稼ぐために、市は、清吉を連れてもみ療治に歩く。
その留守に、隠れ家の炭焼き小屋が長八に発見されてしまった。そして…。