ドキュメンタリー/教養
メーデー!番外編:惨劇の全貌 4「死の夜間飛行」🈔
視界を失い、上下左右の方向感覚もなくす暗闇での飛行は、パイロットを大きく混乱させる危険があります。今回のパイロットは地平線を見失い同じ死の罠の中に落ちていった。
11月16日 土曜 5:00 -6:00 ナショジオ
航空機事故の悲劇に隠された真実と真相。『メーデー!』はそれらを明らかにしてきたが、実は事故は同じ、あるいは類似の要因が何度も繰り返されて起きている。そこでこの番外編ではそれらの諸要因の中から毎回1つを取り上げ、複数の事故を再検証していく。たとえば、飛行中の機体からのエンジン脱落やパイロットの組み合わせ人選ミスなどはこれまで何度も致命的な墜落や悲劇的な結果をともなう着陸に結びついてきたのである。
視界を失い、上下左右の方向感覚もなくす可能性が潜んでいる暗闇での飛行は、パイロットを大きく混乱させる危険があります。前方に嵐が待ち受けるなかカリブ海を飛行するコロンビアの旅客機。嵐を突いて飛び立ち地中海を進んで行くエチオピアの旅客機。氷が機体に張り付く極寒の北極圏を自動操縦で飛行中のスウェーデンの貨物機。これら3機は飛行状況こそ違ったが、パイロットはみな地平線を見失い同じ死の罠の中に落ちていった。