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新・座頭市I
ドラマ
🈑時代劇名作選 新・座頭市Ⅰ第13話「母の涙に市が走った」182ch韓ドラ
名優・勝新太郎が主演をつとめる大ヒット時代劇シリーズの第2弾!
今回は、松平健・北林谷栄が出演!
(全29話)
11月14日 木曜 8:55 -10:00 BSフジ・181
名優・勝新太郎が主演をつとめる大ヒット時代劇シリーズの第2弾!今回は、松平健・北林谷栄が出演!
座頭市(勝新太郎)は、道中、一人旅の武家の老女・新田志乃(北林谷栄)と道連れになった。
志乃は、息子・元八郎(松平健)の行方を尋ねていた。若輩にして剣の腕が立ち、人物も切れる元八郎は、言われなきねたみを買い、血気にはやる彼は脱藩して国表を出奔したのである。
母の愛を知らず、肉親の縁にうすい市には、母のいる元八郎がうらやましかった。
秋霜のように厳しく、春風のようにのどかな志乃にかかれば、泣く子も黙る座頭市もほんの小僧っ子同然。
箸の上げ下ろしにまでガミガミ言われながら、いちいちごもっともの志乃の小言を素直に聞いていると、童心にかえったような気がした。市は、斬ったはったで汚れた心のあかが落ちる思いだった。
市と志乃はある宿場に入った。
宿場にはぞっとするような殺気がみなぎっていた。一帯に逃げ込んだ生糸問屋殺害の犯人・又七(中条きよし)の首に、大枚二十両の賞金がかかっていた。
腐肉に群がるハイエナのように、賞金稼ぎの群れの中に元八郎もいた。
はるばる尋ねてきた志乃に、表情ひとつ変えず、「あなたの息子は死んだ。ここにいるのは、生き餌をあさる人食い狼です」と冷然とうそぶく元八郎。
市は、志乃に対してなぐさめの言葉もなかった。
市は、浪人・不破孫一(柳原久仁夫)、やくざ・紋次(金井進二)、破戒僧・覚三(小瀬朗)ら賞金稼ぎ一味になぶりものにされかけていた飯盛女・お京(森川千恵子)を助けた。
お京は、市の前にからだを投げ出す。
実は、お京は又七の妹だった。
お京はるるとして語り、又七の無実は立証された。
真犯人は不破、覚三、紋次の三人だった。
盗人たけだけしいとはこのことだ。
罪もない者にぬれぎぬを着せ、
おまけにそれを斬って賞金にありつこうとは恐れいる。市のするどい追及に三人は悪事を白状した。
だが、元八郎はあきらめなかった。
代官所が又七の無実を告示するまでは日数がかかる。
それまでは又七の首には依然として賞金がかかったままだ。
一度狙った獲者にはとことん食いついて離れないのが、プロの賞金稼ぎのプライドだ。
「又七さんは、私がきっと守ってみせます」と、志乃はまなじりを決した。
そして…