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新・座頭市I
ドラマ
🈑時代劇名作選 新・座頭市Ⅰ第10話娘が泣く木枯し街道182ch韓ドラ
勝新太郎が盲目の侠客で居合いの達人・座頭市を演じた時代劇テレビシリーズ第2弾!
(全29話)
11月11日 月曜 8:55 -10:00 BSフジ・181
名優・勝新太郎が、盲目の侠客で居合いの達人・座頭市を演じた大ヒット時代劇シリーズの第2弾!今回のゲストには今出川西紀が登場!
冷害で年貢が納められず、農民・八造(金内喜久雄)は、無慈悲な庄屋・次郎左衛門(藤尾純)に、女房おしず(川口敦子)をそのかたに連れていかれた。連れ戻すには五両の金がいる。娘・お光(今出川西紀)の身売りより他に取るべき道はない。
お光にも身売りがどういうことかよく分かっていた。自らすすんで家の犠牲になろうとしたのには、苦境を傍観している恋人・武次(水上保広)の意気地なさへのつら当ての意味もあった。なんとかしてやりたいのは山々だが、不作続きに老母・うめ(近江輝子)を抱え、武次も他人のことどころではなかったのである。
お光は、銚子の茶店はたご「鯛屋」に五両で売られることになった。
ところが、二足の草鞋を履く「鯛屋」の主人・角蔵(織本順吉)はとんだ悪党だった。八造を甘言でいかさまばくちに引き入れ、身を切られる思いの虎の子の五両を巻き上げてしまう。八造は首つり自殺した。折から「鯛屋」には座頭市(勝新太郎)が投宿していた。市は角蔵に、お光と五両ばかりか、死んだ八造の供養料の名目で十両のおとし前をはき出させた。こうして、市とお光の道中がはじまった。
せめてもの感謝の気持ちにと自分の体を投げ出そうとするお光に、もっと自分を大切にするものだ、と真顔で大喝する市だった。
村へ帰ると、おしずは木更津の遊里に売り飛ばされていた。行きがかりで、市はお光を連れて木更津へ行く。おしずは遊女屋「黒潮楼」の主人・伊三郎(森幹太)の情婦におさまっていた。
おいしいものを食べて、きれいな着物を着たおしずは「今の気散じな生活が性に合っている、もう野良仕事などまっぴら」と、せっかく迎えにきたお光に毒づいた。紅おしろいを塗りたくったあさましい姿を実の娘に見られ、心の中で恥じ入っているおしずの血を吐く思いが、市にはよく分かった。そこへ、市を追ってやってきた角蔵一家が「黒潮楼」に草鞋を脱ぐ。伊三郎との間に市をだまし討ちにする相談がまとまった…。