劇場/公演

歌舞伎◆仮名手本忠臣蔵 道行旅路の花聟 ▼中村勘九郎(十八世勘三郎)

討ち入り三百年を記念し通し上演された舞台から、通称「落人」と呼ばれる場面。富士山を背景に菜の花や満開の桜で華やかな舞台。(平成14年10月・歌舞伎座)
2002年 43分

11月7日 木曜 16:00 -16:45 衛星劇場

◆特選歌舞伎〜通し狂言『仮名手本忠臣蔵』一挙放送〜◆ 討ち入り三百年を記念し通し上演された平成14年10月歌舞伎座の舞台から、通称「落人」(おちうど)と呼ばれる場面を勘九郎(十八世勘三郎)の勘平、翫雀(現・鴈治郎)の鷺坂伴内、福助のおかるの顔合わせで富士山を背景に菜の花や満開の桜で華やかな舞台。
清元の語り初めの「墨絵の筆に夜の富士〜」で、おかるが袂で富士の形を描き、勘平が刀に手を添えて後ろ向きに決まる場面が見どころの一つ。二人旅に心を躍らせ鎌倉から山城国山崎へと引っ張るおかると良心の呵責に耐える勘平の風情が対照的。