劇場/公演
パルコ・プロデュース2021「ジュリアス・シーザー」 ▼吉田羊
▼松井玲奈
シェイクスピアのローマ劇を、女性キャストだけで上演。(2021年10月10〜31日 東京・PARCO劇場 ほか)
139分
11月2日 土曜 17:00 -19:30 衛星劇場
◆劇場への扉〜素晴らしき演劇の世界〜◆
ローマ史に基づいて描かれたシェイクスピアの有名な「ローマ劇」の一つ、『ジュリアス・シーザー』。この男たちの陰謀と策略の渦巻く古代ローマの政治闘争を女性キャストだけの布陣で上演。
演出には、森新太郎を配し、朋友たちとの友情、師と仰ぐ人物への信頼と憧れ、正義ゆえの裏切りなど、女性が持つパワフルさを存分に生かし、壮大な政治劇を描き出す。
共和政末期のローマ、紀元前44年3月15日のジュリアス・シーザー暗殺とその後をめぐる物語。宿敵を破ったシーザーが民衆の歓呼を浴びながら堂々とローマへ凱旋するところから芝居は始まる。護民官や貴族のなかには、今や対抗勢力のなくなったシーザーに危険な野心を感じるものがいた。キャシアスも、その権力が益々強大になり共和政の伝統を破壊することを危ぶんでいた。
そして、市民から厚い信望を得ていたブルータスを仲間に引き入れ、シーザーの暗殺を決行する。英雄の死に一度は混乱した市民たちも、直後に行われたブルータスの演説に納得するが、シーザーの腹心だったアントニーが弔辞を述べると、今度は逆に反ブルータスへと翻ってしまい…。