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ドキュメントJ▼限界ニュータウンと言われても〜住民自治を生きる人々〜

かつて「茨木台」として分譲された亀岡市見立地区。無許可開発した業者が倒産した地の住民は、自治会役員を中心に水道運営や道路修繕など自らの生活の手立てを作っていく。

9月29日 日曜 10:00 -11:00 BS-TBS

京都府亀岡市見立地区。バブル期に「茨木台」として分譲された。当時、最寄りの茨木駅まで車で40分。それでも地価狂騰の折、夢のマイホームを切望した人々は長時間通勤も覚悟で土地を買い、家を建てた。 しかしバブル崩壊。無許可開発した業者が倒産。業者が私有していた水道・道路も負債の担保だったが自治会が買い取ることになった。高齢化が進み、今、見立地区に暮らすのは約150世帯で子どもは1人。空き地も目立つ。
こうみると見立は、まさに“限界ニュータウン”。しかし住民らの結束は固く、自治会役員らが活発に協議し、水道の運営、道路修繕工事など難事業をこなしていく。 “限界ニュータウン”というよりも自治意識高い“コミューン(共同体)”といっても過言ではない。だが役所任せにできない課題も多い。 人口減少時代、自ら生活の手立てを作っていく人々に密着し、「住民自治のあり方」と「コミュニティの力」を見つめ直す。