鉄道伝説
ドキュメンタリー/教養
鉄道伝説 第146回「京成都心乗り入れ 〜全線 改軌工事せよ!〜」
鉄道の歴史・伝説に迫る人気番組、第13シーズン。
今回は京成線・都心乗り入れの物語。
1月12日 日曜 0:30 -1:00 BSフジ・181
千葉と東京の東部を結ぶ京成電鉄は、昭和35年に都営地下鉄1号線とつながり、念願だった都心への直通運転を開始した。
この日本初の郊外電車と地下鉄の相互乗り入れは、都市部の混雑緩和を促すために、運輸省が出した苦肉の策によって誕生した。
幾度となく都心乗り入れを断念してきた京成にとって、願ってもない提案だったが、それを実現するためには線路の幅をすべて変えるという、容易には受け入れがたい選択を迫られた。
改軌するということは、レールの幅を広げるだけでなく、165両全ての台車を変えなければならない。
膨大なコストと労力、工事による利用客への影響など、改軌をすることによる負担の大きさは計り知れない。
しかし、京成はそれらすべてを受け入れて、都心へ乗り入れることを決断した。
こうして、一日も運休することなく全線82.5kmを改軌するという、前代未聞の挑戦が始まった。
※初回放送:2024年10月